ニューヨーク観光のメイン、自由の女神は、リバティ島という小島に立っています。
遠くから眺めるだけでも美しいのですが、島に上陸して近くから見たり、台座や冠に登ったりすることもできます。
この記事では、自由の女神の
- チケットの種類と買い方
- フェリー乗り場へのアクセス
- 持ち込んではいけない物
- 混雑状況・空いている時間帯
- 台座や冠に登るべき?
などについて、写真を用いながら可能な限り詳しく解説していきます。
チケット
自由の女神があるリバティ島に上陸できるのは Statue Cruises(公式) のみ。
種類
Statue Cruises のチケットは、下記の4種類。
リバティ島上陸 | 台座に入場 | 冠に入場 | エリス島上陸 | エリス島廃墟ツアー | |
General Admission | 〇 | × | × | 〇 | × |
Pedestal Reserve* | 〇 | 〇 | × | 〇 | × |
Crown Reserve* | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
Ellis Island Hard Hat Tour** | 〇 | × | × | 〇 | 〇 |
どのチケットにもフェリー代(NY/NJ→リバティ島→エリス島→NY/NJ)、自由の女神博物館(リバティ島)の入館料、移民博物館(エリス島)の入館料が含まれています。
*自由の女神の台座(足元)に入れるPedestal Reserve Ticket と、冠部分まで登れる Crown Reserve Ticket は1日の人数制限あり。
特に冠チケットは発行数が非常に少なく、かなり先の日程まで予約で埋まっています。
**Ellis Island Hard Hat Tour Ticket は、かつて伝染病・感染症の移民を隔離していた廃病院のウォーキングツアーつき。13歳以上限定。
料金
2024年5月時点での各チケットの料金は下表のとおり。
大人(13~61歳) | 子供(4~12歳) | シニア(62歳~) | |
General Admission | $25.00 | $16.00 | $22.00 |
Pedestal Reserve | $25.30 | $16.30 | $22.30 |
Crown Reserve | $25.30 | $16.30 | $22.30 |
Ellis Island Hard Hat Tour | $75.00 | 不可 | $72.00 |
0~3歳の乳幼児は無料です。
チケットの買い方
チケットは当日現地またはオンラインでの購入が可能です。
現地で買う
現地の売り場はバッテリーパークの中、フェリー乗り場の目の前にあります。
現地購入は確実に入場できる保証がないので、オンラインの方がおすすめ。
公式サイトで買う
- 公式サイトの”Save Time, Buy Your Tickets Online”にてチケットの種類と日付を選択し”Book Now”
- 予約したいチケットのパネルの”BOOK NOW”
※New York発とNew Jersey発の2種類があるので要注意。 - 時間帯とチケット数を選択し、”BUY NOW”
- Booking Detailsを入力し、”CONTINUE TO PAYMENT”
- Payment DetailsでPayment Verificationが出たら”CONTINUE”
- SMSで6桁の番号が届くので入力し”SUBMIT”
- クレジットカード情報を入力し、購入完了。
- Statue City Cruises Order Confirmationのメールが届く。メールの”Add to Apple Wallet”をタップすれば、スマホのApple Walletでチケットを表示させることができる。
アクセス
スタチュー・クルーズのニューヨーク側の乗り場は、Battery Park(バッテリーパーク)内にあります。
地下鉄の最寄り駅は近い順に、4/5線の Bowling Green(ボウリング・グリーン)駅、1線の South Ferry(サウスフェリー)駅、N/R/W線の Whitehall St(ホワイトホール・ストリート)駅。
▶関連記事:【画像解説】ニューヨーク地下鉄の乗り方と間違えやすいポイント
Bowling Green 駅と South Ferry 駅はバリアフリー対応です。
▶関連記事:【子連れニューヨーク】ベビーカーでも快適に地下鉄に乗る方法
ちなみにバッテリーパークには、Battery Playscape という2021年12月にできたばかりのプレイグラウンドや、SeaGlass Carousel という屋内型メリーゴーランドもあります。
セキュリティチェック
フェリーに乗る前にまず、手前にある白い建物の中でセキュリティチェックがあります。
空港の保安検査のように、スマホや鞄をトレーに入れ、金属探知機のゲートを通過します。
下記の物品は持ち込み禁止です。
- スーツケース等の大きな荷物
- クーラーボックス
- 可燃物(アルコールジェル注意)
- マーカー
ほか(詳細は≫公式サイトFAQ)
また、身分証明を求められることもあるようなので、念のためにパスポートを持参することをお勧めします。
子連れinfo
金属探知機を通過する際、子供は一度ベビーカーから降ろす必要がありました。また、セキュリティチェックの建物の出入り時に数段の段差がありました。
混雑状況
セキュリティチェックの待機列、そしてそれを終えてからフェリーに乗るまでの列は大混雑することで有名。
チケットにも、予約時間の30分前には到着するように書かれていました。
曜日や時間帯によっては、パークに着いてからフェリーに乗るまで1~2時間かかります。
圧倒的におすすめの時間帯は朝イチ。
私達は夏休みの天気が良い土曜日という大混雑日に訪れましたが、朝9時の枠だったので殆ど並ぶことなくフェリーに乗ることができました。
フェリー
ニューヨーク発着のフェリー時刻表はこちら
フェリーは3階建てで、1階は屋内席のみ、2階は屋内/屋外席、3階は屋外席のみでした。
2階屋外席からの眺め↓
1階には軽食やお菓子、飲み物などが売られている売店あり(現金のみ)
自由の女神像の中へ
リバティ島に着いたら、右方向に自由の女神、左方向に博物館があります。
台座チケット/冠チケットを持っている見学者は、真っ直ぐ進み、女神像の左足側にある入口から像の中に入れます。
持ち込めない物
像内部に行くには、更に厳しい持ち物の制限があります。
リュック、ナップサック、飲食物、ガム、大きな撮影用三脚、長傘は持ち込めません。
すぐそばにロッカーがあり、ここに全て預けていきます。
利用料は現金のみ¢25。1ドル札があれば両替機で崩せます。
子連れinfo
ベビーカーも女神像内部への持ち込み不可。ロッカーのそばに駐車できます。
台座見学
ロビーに入って左の階段が展示室、真っ直ぐの階段が台座と冠です。
展示室は空いているので後回しでOK。先に台座・冠を見学しましょう。
ちなみに展示室のそばにトイレがあります。このトイレは綺麗で空いていておすすめです。
さて、地表から台座までは192段、冠まで登る場合はさらに162段(計354段)あります。
台座まではエレベーターで行くこともできるので、体力に自信のない人や子供連れでも安心。
階段で行く人は左側、エレベーターで行く人は右側に並びます。
エレベーターは1基しかなく、時間が遅くなるほど長蛇の列になるので早めに並びましょう。
私達は朝イチで行って全く並ばずに済みました。先ほども書きましたが、9時のフェリーチケットが最高。
エレベーターに乗り、さらに26段の階段を上ると台座に着きます。
天井が透明になっていて、像内部の構造と、冠への螺旋階段が見えます。
外の展望台に出ると、真上に自由の女神。
台座の展望台からは、マンハッタンの絶景を楽しむことができます。
晴れていれば、リバティ島に伸びる自由の女神の影が見られるかも。
台座の見学を終え、エレベーターで下に降りると、台座下のデッキのような場所に到着します。ここは台座・冠チケットがないと入れません。
ここから見あげる自由の女神は、遮る柵がなく、見学者も少なく、かなり近くに感じます。
一般エリアと比べて人が少なく、女神像を背景に写真を撮りやすいです。
もちろん冠まで登れたらベストだとは思いますが、かなり前から予約しなければならないこと、幼児連れで162段の階段を上り降りするのは大変なことを考えると、私達は台座チケットで正解でした◎
地上から見る女神像
General Admissionエリア(一般エリア・地上)から見る自由の女神はこちら。
少し遠くなりますが、角度的にはこちらの方が綺麗に撮れています。
人物をメインにしての写真は、手前のフェンスが写りこんでしまいますね。
大人のバストアップ写真ならフェンスを入れずに撮ることは可能。
自由の女神博物館
リバティ島には、自由の女神博物館があります。入館料はチケットに含まれているので無料。
中には自由の女神に関する展示があったり
元々使われていた聖火(現在は新しいものに変更されている)や
自分の写真をアップロードして、スクリーン上の自由の女神の一部になれるコーナー “BECOMING LIBERTY” などがあります。
博物館の屋上にのぼって景色を眺めるのも楽しい。
レストラン
リバティ島にはフードコートがあり、バーガーやパニーニ、チキンテンダーなどのメニューがありました(それぞれ約$10~)
カウンターで注文してトレイに乗せ、レジで支払う方式です。
チップスやパン、お菓子、飲み物もあり。
屋外席は蜂が多かったので、夏は屋内席の方がいいかも。
ショップ
レストラン横のお土産屋さんには、自由の女神グッズや、ニューヨークグッズがたくさん売られています。
帰りのフェリー
リバティ島から出るフェリーは、時間が遅くなればなるほど人が増えて、どんどん列が長くなっていきます。
私達は12時半に観光を終え、フェリーに乗れたのは13時過ぎでした。
フェリーは移民博物館があるエリス島に停まり、ニューヨークのバッテリーパークまたはニュージャージーへと戻ります。エリス島で降りずにニューヨーク/ニュージャージーまで乗り続けることも可能です。
まとめ
リバティ島観光の所要時間は3時間ほど。エリス島も行く場合はプラス1~2時間かかります。
General Admission チケットでもじゅうぶん楽しめると思いますが、台座/冠チケットなら女神像の内部を見たり、近くから写真を撮ったりできます。
体力に自信があって予約が取れれば冠チケット、小さい子供連れやシニアの方でエレベーターを使いたい場合は台座チケット、短期間の旅行で時間がない方はGeneral Admissionがおすすめ。
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