ニューヨークの観光スポットとして大人気のハイライン(The High Line)は、古い高架線を再開発して造られた緑豊かな散策コースです。この記事では、歴史やアクセス方法から見どころまで、ハイラインを楽しむための情報をお届けします。
ハイラインとは
ハイラインは、もともと貨物鉄道の高架線として1934年に建設されました。しかし、トラック輸送の普及により需要が減少、1980年には廃線となり、放置された高架線は荒廃していきました。
2009年、著名な建築家やデザイナーの協力を得て公園として再生したハイラインは、その後も段階的に整備が進められ、現在では全長2.33kmにわたる都市型公園として、年間数百万人の訪問者を迎えています。
美しい緑、かつての線路跡、そしてハドソン川やニューヨークの街並みを楽しみながら散歩ができる人気の観光スポットです。
アクセス
地図
ハイラインはGansevoort St.(ガンゼボート・ストリート)から34th St.(34ストリート)まで、10Ave.(10番街)に沿って南北に伸びており、ルートの所々にアクセスポイントがあります。
入口
ハイラインはどこからでも入ったり出たりすることができ、入場料は無料です。
人気のルートは南端から北端へ向かうコースで、最南端のGansevoort St.(ガンゼボート・ストリート)とWashington St.(ワシントン・ストリート)の交差点にある入口を上って入ります。
公共交通機関
上記の入口へは、地下鉄を利用する場合、A/C/Eラインの14 St(14ストリート)駅、またはLラインの8 Av(8アベニュー)駅が最寄り駅となります。これらの駅からは徒歩10分程度でハイラインにアクセスでき、道中にはチェルシーマーケットやその他の観光スポットも点在しています。
バスを利用する場合は、M11やM12バスがハイライン沿いを通過し、便利です。
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観光の流れと見どころ
残されている線路跡や
ニューヨークの街並みの中に見えるアートを楽しみながら歩きましょう。
ハイラインでは、いくつかのルールがあり、
タバコ、自転車、ペット、スケートボード、スケート、スクーター、アルコールが禁止となっています。
開園は7時、閉園は22時(日曜日は20時)です。”閉園15~30分前までには帰り始めるように”と書かれています
Standard Hotel
入ってすぐ見つけることができる、Standard Hotel(スタンダード・ホテル)は、ハイラインをまたぐように建っています。
20階建てのこのホテルは、すべての客室に床から天井までの窓が備えられており、見上げると宿泊客の姿が見えることも。
Chelsea Market
15th St.(15ストリート)と16th St.(16ストリート)の間にあるChelsea Market(チェルシー・マーケット)は、グルメスポットとして人気です。ここでは、地元のフードやコーヒーを楽しむことができます。
10th Avenue Square
10th Avenue Square(10アヴェニュー広場)は、ハイラインの中でも特に人気のあるビューポイントです。正面がガラス張りの階段状の広場には、ベンチが多く設置されており、座ってゆったりと景色を楽しむことができます。また、後方のニューヨーク港には、自由の女神が小さく見えます。
Falcone Flyover
廃墟をイメージした草花が植えられています。
付近にはベンチや座れる場所も多く、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
Hudson Yards
ハイラインの北端、Hudson Yards(ハドソンヤード)前では、ハドソン川に向かって伸びる線路跡の上に立って写真撮影をすることが可能です。
また、ニューヨークの新しいランドマークである「ベッセル」や「エッジ」展望台もすぐ近くにあります。併せて観光してみるのもおすすめ◎
まとめ
ハイラインはニューヨーク市内にありながら、自然の中でリラックスできる場所です。
所要時間は約1時間から1時間半ほどを見込むと良いかと思います。
土日や昼間はやや混雑しますが、入れない・歩けないというほどではなく、問題なく観光が可能です。平日や、早朝・夕方は比較的すいています。
ハイラインの広い歩道はベビーカーでも移動しやすく、子連れでの訪問も安心して楽しむことができます。
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