ニューヨークでは、日本よりも公衆トイレの数が限られており、清潔さや安全面も場所によって差があります。
- 駅にトイレがあるとは限らない
- 街中の公衆トイレが少ない
- レストランやカフェのトイレは購入客限定/そもそも利用禁止のことも多い
特に観光中は移動時間が長くなりがちなので、行きたいときにすぐ行けないという状況に陥りがち。
この記事では、ニューヨークで観光客が使えるトイレはどこにあるかを、在住経験のある筆者が詳しく解説していきます。
ニューヨークの公衆トイレはどこにある?
空港
ニューヨーク周辺の三大空港
- ジョン・エフ・ケネディ国際空港(JFK)
- ラガーディア空港(LGA)
- ニューアーク・リバティ国際空港(EWR)
のすべてに、無料で使える公衆トイレがあります。バリアフリー対応。
空港のトイレは定期的に清掃があり、清潔です。空港を出る前にトイレに行っておきましょう。
駅・バスターミナル
地下鉄駅
ニューヨーク地下鉄は、日本とは異なり、駅に必ずトイレがあるとは限りません。むしろ設置されていることの方が少ないです。
トイレのある駅リストはMTA(ニューヨーク都市交通局)公式サイトの”Bathrooms in subway station”ページに記載されています。
2025年12月現在、メイン観光エリアであるマンハッタンでトイレの設置がある駅は以下の23駅のみです。(カッコ内の記号は路線名)
※設置状況は変更される可能性があります。
| 125 St (ACBD) | 42 St-Bryant Park (BDFM) | Chambers St (123) |
| 125 St (456) | 57 St-7 Av (NQR) | Delancey St-Essex St (FMJZ) |
| 14 St (ACE) | 72 St (Q) | Inwood-207 St (A) |
| 14 St-Union Sq (LNQRW456) | 86 St (Q) | Fulton St (ACJZ2345) |
| 168 St (AC1) | 86 St (456) | Lexington Av/63 St (FQ) |
| 34 St-Herald Sq (BDFMNQRW) | 96 St (Q) | South Ferry (1) |
| 34 St-Hudson Yards (7) | Brooklyn Bridge-City Hall (456) | Times Sq-42 St (NQRWGS) |
| 34 St-Penn Station (ACE) | Chambers St (AC) |
注意点
- 駅のトイレは改札内にあり乗客のみ利用できることが殆どです。
- 料金は無料です。
- 利用可能時間は7:00〜12:00, 13:00~19:00です。
ニューヨークの観光には、24時間運行の地下鉄がとても便利。マンハッタンを中心に、市内のほとんどの観光スポットをカバーしています。日本の地下鉄システムとは異なる点も多くあるため、初めは戸惑うこともあるかもしれませんが、慣れてしまえば快適です。[…]
鉄道駅
アムトラックが通るニューヨークの鉄道駅「New York Moynihan Train Hall At Penn Station」(≫Google Maps)には公衆トイレがあり、無料で利用できます。
また、定番観光スポットでもあるグランド・セントラル駅にも、地下階に男性用・女性用トイレ、メイン・コンコース階に女性用トイレがあり、無料で利用できます。
※鉄道のグランド・セントラル駅にはトイレがありますが、地下鉄駅の「Grand Central-42 St」には無いので注意。
バスターミナル
市内中心部にあるニューヨーク最大のバスターミナル「Port Authority Bus Terminal」(≫Google Maps)には公衆トイレがあり、無料で利用できます。
※併設の地下鉄「42 St-Port Authority Bus Terminal」駅にはトイレはありません。
デパート・ショッピングモール
デパートやショッピングモールには基本的にトイレがあり、無料で利用できます。定期的に清掃されており清潔です。
下記の店舗で公衆トイレを確認済みです。
- Nordstrom(ノードストローム):ミッドタウン(≫Google Maps)
- Deutsche Bank Center(ドイツ銀行センター):ミッドタウン(≫Google Maps)
- Macy’s(メイシーズ):ミッドタウン(≫Google Maps)
- Bloomingdale’s(ブルーミングデールズ):アッパー・イースト・サイド(≫Google Maps)
- Hudson Yards(ハドソンヤーズ):チェルシー(≫Google Maps)
- Empire Stores(エンパイア・ストアーズ):ダンボ(≫Google Maps)
美術館・博物館
入館者限定ですが、美術館や博物館には清潔でキレイなトイレが設置されており、快適に利用できます。
観光スポット
自由の女神や高層展望台などの有料観光スポットにも、入場者向けのトイレがあります。
- リバティ島(自由の女神):自由の女神博物館、ギフトショップ、女神像内部2階(台座・冠見学者のみ)
- ハイライン:Gansevoort St, 16th St, 30 St, 31 St の4か所
- サミット・ワン・ヴァンダービルト
- RiseNY
- ブロンクス動物園
- セントラルパーク動物園
図書館
ニューヨークの公立図書館(Public Library)は誰でも入ることができ、利用可能なトイレがあることが多いです。
観光スポットとしても有名な本館(≫Google Maps)にも無料のトイレがあります。
カフェ・レストラン
カフェやレストランでは、そもそも客用のトイレがないこともあります。
客用のトイレがある場合は、日本と同様に何か1点購入するのがマナーです。
もしくは、レシートに暗証番号が記載されていたり、店員にコードを聞く必要があるケースもあります。
ドリンクなどを購入し、「Can I use the restroom?」(=トイレを使ってもいいですか?)と聞きましょう。
公園
公園に公衆トイレがあることもあります。特にセントラルパークやブライアントパークなど大規模公園はトイレの設置率が高いです。
また、子供向けの屋外プレイグラウンドにもトイレがあることが多く、子供連れの場合は選択肢になります。
トイレ探しに便利なアプリ
公衆トイレをマップで探せるアプリを使う手もあります。
EasyPZ
ニューヨークとベルリンに特化したアプリ。2025年12月現在、2000件以上のニューヨークのトイレ情報が登録されています。
市や団体が設置した公衆トイレの情報が多め。
Got2Go NYC
ニューヨークに特化したユーザー投稿型のトイレマップアプリ。
情報の正確さは投稿者次第ですが、「建物のどこにあるか」「暗証番号が必要か」「購入が必要か」といった実用情報が書かれていることも。
Q&A
Q. トイレは無料?チップは必要?
ヨーロッパとは異なり、アメリカのトイレは基本的に無料です。
通常のトイレ利用でチップは不要ですが、清掃スタッフや警備員が常駐している場合や、特別なサービスを受けた場合は、任意で$1程度を渡すと良いでしょう(必須ではありません)
Q. トイレットペーパーはある?持参すべき?
日本と同様、トイレットペーパーは個室内にあるので、持参する必要はありません。
Q. ウォシュレットはある?
一部の高級施設などを除き、ウォシュレットはほぼありません。
どうしても必要な方は、日本から携帯ウォシュレットを持参すると良いでしょう。
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