イギリスといえば、雨の国。ロンドンを訪れるにあたり、どんな格好をしていけばいい?雨対策は必要?と気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、ロンドン在住の筆者が、現地の天気、そして月ごとに実際どんな服装をしているかを具体的に紹介していきます。
ロンドンの天気と気候
ロンドンの雨
ロンドンといえば雨のイメージがありますが、意外にも降水量はあまり多くないのです。
パラパラと小雨が降って短時間で止むことが殆どで、ザーザーと大雨が降ることは滅多にありません。短期間の旅行なら、長傘ではなく折り畳み傘でじゅうぶんです。
ロンドンの気温
気温は東京と比べると低く、夏でも最高気温は25℃前後となっています。蒸し暑さが少なく涼しいので、夏は過ごしやすいです。
冬の気温は東京とあまり変わりませんが、曇りの日が多く日照時間が少ないので、気温以上に寒く感じます。雪はほとんど降りません。
ロンドンの月ごとの気温と服装
1月
最も寒い月。平均気温は最低3℃~最高8℃です。
おすすめコーディネート:
- ダウンジャケット
- セーターまたはフリースのトレーナー
- 長袖ヒートテック肌着
- ヒートテックまたは裏起毛の長ズボン
- ブーツまたはスニーカー
- ニット帽、手袋、マフラー
2月
厳しい寒さが続きます。平均気温は最低4℃~最高10℃。
おすすめコーディネート:
- ダウンジャケット
- セーターまたはフリースのトレーナー
- 長袖ヒートテック肌着
- ヒートテックまたは裏起毛の長ズボンなど
- ブーツまたはスニーカー
- ニット帽、手袋、マフラー
3月
少しずつ春の気配を感じられるようになりますが、平均気温は最低5℃~最高12℃で、まだまだ寒い日が続きます。
おすすめコーディネート:
- ロングコート
- ニットまたはトレーナー
- ヒートテック肌着
- ジーンズ等の長ズボン
- スニーカー
4月
春らしい陽気の日が出てくる一方で、ダウンジャケットが必要なほど冷える日も。平均気温は最低8℃~最高15℃。
おすすめコーディネート:
- トレンチコート
- 薄手のセーターまたはカーディガン
- 長袖シャツ
- 薄手の肌着
- ジーンズ等の長ズボン
- スニーカー
5月
涼しく快適な気候です。日中はアウターが不要な日も出てきます。平均気温は最低12℃~最高19℃。
おすすめコーディネート:
- ジャケット
- 半袖または薄手の長袖トップス
- 薄手の肌着
- ジーンズ等の長ズボン
- スニーカー
6月
平均気温は最低13℃~最高22℃で、温かく快適な季節です。
おすすめコーディネート:
- 軽い羽織物(ジャケットやカーディガン等)
- 半袖トップス
- 薄手のジーンズ/スカート
- または半袖ワンピースやサロペット
- スニーカー
7月
夏本番ですが、前半は涼しく長袖が必要です。後半は半袖1枚で過ごせる温かい日も。平均気温は最低15℃~最高24℃。
おすすめコーディネート:
- 調整用の軽い羽織物(ジャケットやカーディガン等)
- 半袖トップス
- 薄手のジーンズ/スカート
- または半袖ワンピースやサロペット
- スニーカー
- 帽子
8月
前半は半袖1枚で過ごせる日が多いですが、後半は長袖が必要です。平均気温は最低14℃~最高23℃。
おすすめコーディネート:
- 調整用の軽い羽織物(ジャケットやカーディガン等)
- 半袖トップス
- 薄手のジーンズ/スカート
- または半袖ワンピースやサロペット
- スニーカー
- 帽子
9月
長袖の季節になりました。平均気温は最低12℃~最高21℃。
おすすめコーディネート:
- 軽い羽織物(ジャケットやカーディガン等)
- 半袖~薄手の長袖トップス
- ジーンズ等の長ズボン/スカート
- スニーカー
10月
だいぶ涼しくなってきて、暖かいアウターが必要です。平均気温は最低10℃~最高16℃。
おすすめコーディネート:
- 暖かいジャケット(スタジャンやフリースなど)
- 長袖トップス
- ジーンズ等の長ズボン
- ヒートテック肌着(袖なし)
- スニーカーまたはブーツ
11月
寒い季節の始まり。平均気温は最低6℃~最高12℃。
おすすめコーディネート:
- ロングコートまたは軽いダウンジャケット
- ニットまたはトレーナー
- ヒートテック肌着
- ジーンズ等の長ズボン
- スニーカーまたはブーツ
- ニット帽
12月
平均気温は最低4℃~最高9℃と、とても寒いです。
おすすめコーディネート:
- ダウンジャケット
- セーターまたはフリース
- 長袖ヒートテック肌着
- ヒートテックジーンズ等の長ズボン
- ブーツまたはスニーカー
- ニット帽、手袋、マフラー
シーン別の服装のポイント
博物館・美術館
ロンドンには、大英博物館やナショナル・ギャラリーをはじめ、広大な博物館や美術館が多くあります。
展示を見て回るだけで歩行距離が長くなるため、靴は履きなれたもの、特にスニーカーがおすすめです。
また、入館前に持ち物の検査があり、荷物の大きさに制限がある場合も。バッグは大きすぎないものがおすすめです。
教会
肩出しトップス、ウルトラミニスカート、ショートパンツなど露出が多い服装は入場を断られることがあるので、避けた方が無難です。
公園
ロンドンの公園を歩く場合、雨の日やその翌日は土で靴が汚れやすいので注意。
治安と服装の注意点
ロンドンは比較的治安の良い都市ですが、観光地ではスリに注意が必要です。
高級品(特に高級腕時計など)を身に着けていると、スリが後をつけて狙いを定めてきます。特に最近はスマホの盗難が流行っており、対策が必要です。
いかにも観光客と分かりやすいとスリに狙われやすいので、なるべくローカルの人がしているような恰好をするのがおすすめです。
ロンドンの現地人が好むのは、シンプルで洗練された服装。色は黒が人気です。
女性はスカートよりもパンツスタイルが圧倒的に多く、フリルや可愛いデザインよりもモダンでスタイリッシュなコーディネートが好まれます。
服を洗濯したいときは
コインランドリーはlaundretteとGoogle Mapで検索すると調べられます。
ロンドンのコインランドリーでは、まず洗濯機に洗濯物と洗剤を入れてセットします。洗濯が終わったら自分で洗濯物を乾燥機に移してスタートします。