ロンドンにはたくさんの観光資源がありますが、訪れる時期によって、気候や楽しめるアクティビティが大きく異なります。
この記事では、ロンドン旅行に最適なシーズンと逆に避けるべき時期について、現地在住の筆者が解説していきます。
気候で選ぶ
夏
ロンドンの夏は涼しく、晴れの日も多く、避暑にぴったりです。
日照時間が長いため、夜遅くまで観光を楽しむことができ、短期集中の弾丸旅行も可能。
その反面、夕景や夜景を楽しむには遅くまで観光時間を延ばす必要があり、体力のない方は大変かも。
春・秋
ロンドンの春と秋は、東京と比べると少し肌寒く感じるかもしれません。
春のロンドンでは、ハイドパークやキューガーデンなど美しく咲く花を楽しむことができます。秋は木々が紅葉し、静かで落ち着いた雰囲気に。
冬
曇りや雨の日が多く、非常に寒いです。寒さに弱い方にはおすすめしません。
また、日照時間が短く、16時ごろには暗くなります。
イベントで選ぶ
夏
バッキンガム宮殿の内部見学
バッキンガム宮殿はいまも英国王室の公邸であり、一般観光客が中に入って見学できるのは夏(7月中旬~8月)のみとなっています。
さらに、2023年から、“State Rooms and East Wing Highlights Tour” が始まり、これまで入れなかった東棟(イーストウィング)の部屋を見学することができるようになりました!大人気のため、早くからの事前予約が必須です。
国会議事堂
サッカー観戦
プレミアリーグの主なシーズンは8月中旬~翌年5月中旬で夏期は休みが多いため、試合を観戦したい場合はご注意ください。スタジアムツアーは通常、年間を通して行われています。
春
国会議事堂
イースターホリデーには休会となることが多く、見学のチャンスです。
冬
クリスマスマーケットとイルミネーション
12月には街中にクリスマスの装飾やイルミネーションが施され、特別な雰囲気となります。また、美しいクリスマスマーケットで、ホットワインや軽食、ショッピングを楽しむことができます。
ニューイヤー花火
大晦日から新年にかけて、テムズ川から大量の花火が打ちあがります。毎年チケットが即完売するほどの人気イベント。
ウィンター・ワンダーランド
11月下旬から1月下旬にかけて、ハイドパークの東側の一角で開催される移動遊園地です。移動遊園地とは思えないほどの規模で、たくさんの人が訪れます。
混雑状況で選ぶ
夏
涼しく快適なロンドンには、世界中から観光客が集まり、非常に混雑しています。宿泊料金も高くなる傾向にあります。
春・秋
観光客が夏に比べて減少するため、有名な観光スポットも比較的快適に楽しむことができます。
冬
全体的には観光客は少なくなりますが、ロンドンには多くの冬季限定スポットやイルミネーション、クリスマスマーケットがあり、局所的に非常に混雑します。
避けるべき時期
ロンドン旅行は、上記の通り季節によって多少の違いはあれど、基本的には年中楽しむことができますが、年末年始の訪問には注意が必要です。
ロンドンでは、クリスマスから年始にかけて、公共交通機関の運行スケジュールが大幅に変わります。
特に、12月25日はほぼ全ての交通機関が完全に運休となるので、ご注意ください。
また、12月24日は地下鉄やバスの運行が早めに終了します。
さらに、12月31日には、テムズ川沿いの花火大会のために市内中心部の道路や橋が閉鎖されます。
年末年始は、その他の日も公共交通機関の減便や運休が発生します。
曜日に注意
日曜日
教会系の観光スポットは、日曜日は観光できないことがほとんど。
ウェストミンスター寺院、セント・ポール大聖堂、セント・ジョージス・チャペル(ウィンザー城)は、日曜は見学不可となっています。
衛兵交代
バッキンガム宮殿の衛兵交代は、季節によってスケジュールが異なります。
通常、6~7月は毎日、それ以外の月は、月曜日、水曜日、金曜日、日曜日となっています。