地下鉄はリスボン観光をするうえで欠かせない交通手段。乗り方をマスターすれば、坂の街リスボンを快適に移動することができます。
- 【最新】クレカのタッチ決済で乗る方法
- naveganteカード(1回券/24時間券)で乗る方法
- リスボアカードで乗る方法
- 運賃比較:どの方法がベスト?
- 実際の電車の乗り方
リスボン地下鉄の路線図
リスボン地下鉄(Metro Lisboa)は、4つの路線(赤、青、黄、緑)で構成されています。

最新の路線図は、Diagrams and maps – Metro Lisboa で確認できます。
運行時間は6:30~25:00頃で、深夜や早朝を除きおよそ5~10分間隔で運行されています。
チケットの種類と料金(2025年11月)
リスボン地下鉄に乗るには
- コンタクトレス決済対応のクレジットカード
- naveganteカード
- リスボアカード
のいずれかが必要です。
クレカのタッチ決済で乗る方法・料金
2023年から、リスボン地下鉄はクレジットカードを改札でタッチをするだけで乗ることができるようになりました。
対象のクレジットカードは、タッチ決済対応のVISAカードです。Mastercardも順次対応中となっています。

このマークがついていれば、日本で発行したクレカももちろん大丈夫。
クレカをApple PayやGoogle Payに登録したスマホやスマートウォッチでもOKです。
乗り方は自動改札でクレカをタッチするだけ。自動的に運賃が引き落とされます。
運賃は1回 €1.85で、どこまで乗っても料金は同じです。
旅行の航空券や電車代などにエポスカードを利用することで、ケガ、病気、携行品の盗難・破損の補償がつきます。
navegante カードで乗る方法・料金
navegante(ナヴェガンテ)は、日本でいうSuicaのようなICカードです。

- 発行費用:0.50€
- 買える場所:自動券売機、駅の窓口
- 使える場所:地下鉄、バス、トラム、フェリー、サンタ・ジュスタのエレベーター
1回券として使う
駅の自動券売機にnaveganteを入れて1回券(single ticket)を購入すると、naveganteカードに1回券の情報がインストールされます。あとはnaveganteを改札でタッチすればOK。
運賃は €1.85で、どこまで乗っても料金は同じです。
この1回券には特別な特典があり、最初の改札タッチから1時間の間は地下鉄/トラム/バスが乗り放題。ただし、改札を一度出てしまうと、同じチケットでもう一度地下鉄に乗ることはできません。
◎ バス→地下鉄→バス
◎ 地下鉄→(改札を出ずに乗換)→地下鉄→バス
× 地下鉄→バス→地下鉄:2回目の地下鉄乗車は別のチケットが必要
24時間券として使う
駅の自動券売機にnaveganteを入れて24時間券(1 day ticket)を購入すると、最初の改札タッチから24時間のあいだ乗り放題になります。
料金は、乗り放題になる交通機関の種類によって異なります。
| 24時間券の種類 | 乗り放題になる交通機関 | 料金 |
|---|---|---|
| Carris/Metro | 地下鉄、トラム、バス | 7.00€ |
| Carris/Metro/Transtejo (Cacilhas) | 地下鉄、トラム、バス、カシーリャス行きフェリー | 10.00€ |
| Carris/Metro/CP | 地下鉄、トラム、バス、鉄道 | 11.00€ |
Carris/Metroの24時間券の場合、4回乗れば元が取れることになります。
チャージして使う
naveganteはSuicaのように券売機でお金をチャージして使うこともできます。これをザッピング(Zapping)と呼びます。
入金する金額は、 3€, 5€, 10€, 15€, 20€, 25€, 30€, 35€, 40€から選べます。
乗車する際は、入金済みのnaveganteカードを改札にタッチすればOK(Suicaと同じですね)
運賃は1回1.66€で、どこまで乗っても料金は同じです。
一見お得に見えますが、チャージ残高は返金できないので注意。
→ 20-1.66×10=3.40€は無駄になってしまいます。
navegante利用時の注意点
naveganteカードには1種類のチケットしか入れられません。
つまり、
- 24時間券の有効期間中は1回券を購入したりザッピングしたりできない
- ザッピング残高が残っていると1回券や24時間券を買えない
ので注意してください。
リスボアカードで乗る方法・料金
旅行客むけの周遊パス「リスボアカード(=リスボンカード)」があれば、地下鉄、バス、トラム、ケーブルカー、鉄道カスカイス線、鉄道シントラ線などの公共交通機関が乗り放題です。
さらに、
など50以上の主要観光スポットの入場料も無料に。
その都度チケットを購入する手間がなく、観光料金もお得になるので旅行者に超おすすめ。
リスボアカードは公式サイトや現地の空港、インフォメーションセンターなどで買えるほか、Expedia(エクスペディア)やKKdayなどの大手旅行サイトでも購入可能です。料金は24時間31.00€~となっています。
ここまでのまとめ&おすすめチケット
ここまでの内容を表にまとめると以下のようになります。
| 乗り方 | 料金 | カード発行料 |
|---|---|---|
| クレカ | 1回1.85€ | |
| navegante 1回券 | 1回1.85€ | 0.5€ |
| navegante 24時間券 | 24時間7.00€~ | |
| navegante ザッピング | 1回1.66€ | |
| リスボアカード | 24時間31.00€~ |
- 観光スポットをまわる日 → リスボアカードがおすすめ(簡単&お得)
それ以外の日は…
- 4回以上公共交通機関で移動する日 → 24時間券がおすすめ
- 地下鉄に乗りたい → クレカがおすすめ
- 地下鉄とバスやトラムを乗り継ぎたい→1回券がおすすめ
自動券売機の使い方
naveganteでチケットを買ったりチャージしたりするには、駅の自動券売機を使用します。使い方は非常に簡単で、英語にも対応しています。
自動券売機の操作方法
- 左下の国旗マークで言語を選ぶ(今回は英語の場合で説明します)
- ・naveganteを新規発行する場合:“Without reloadable card”を選択→購入するカード枚数を決定
・すでに持っているnaveganteを使う場合:“With reloadable card”を選択 - 1回券(Bus/Metro Ticket)、ザッピング(Stored Value)、24時間券(Daily Ticket)から購入するチケットを選択
- カードごとの購入チケット枚数を選択
- 現金(Cash)またはクレカ(Bank Card)を選択し、支払い
- naveganteカードが排出されます。
地下鉄の乗り方

リスボンの地下鉄の乗り方は、日本とよく似ており、簡単です。
- 改札のカードリーダーにチケットをタッチ
- 緑のライトが点灯したら改札を通る
- 電光掲示板で行き先を確認し、ホームへ
- 電車に乗る
- 電車から降りる
- 乗り換える場合は、乗り換え先のホームへ
- 乗り換えない場合は改札を出て、出口(Saída)へ

FAQ
クレカは1人1枚必要?
はい、タッチ決済で乗車する場合、クレカは1人につき1枚必要です。
家族で行く場合は、人数分のクレカを用意しておきましょう。たとえばお父さん名義のカードで子供が乗車してもOKです。
複数人で1枚のnaveganteを共有できる?
できません。naveganteは1人につき1枚必要です。
駅や車内にトイレはある?
一部の駅はトイレがありますが、有料のことが多いです。支払い方法は、現金のみのトイレと、カード決済が可能なトイレがありました。
地下鉄車内にはトイレはありません。
子供料金は?
4歳未満は大人と同伴であれば運賃無料です。4歳以上は大人と同じ料金となります。
ベビーカーや車椅子でも乗れる?
地下鉄路線図で車椅子マークがある駅はバリアフリーで、ベビーカーや車椅子でも快適に利用できます。
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