【画像解説】登録なしでOK!OMNYの使い方~NY地下鉄・バスの運賃システム

ニューヨークを旅行する際に欠かせない、地下鉄やバス。近年、新たに導入されたOMNYシステムにより、公共交通機関での移動が更に便利になりました。この記事では、OMNYとは何か、その利用方法料金、さらには旅行者向けのアドバイスまで詳しく紹介していきます。

ニューヨーク地下鉄やバスの乗り方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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OMNYとは

OMNY(One Metro New York)は、ニューヨーク市の公共交通機関で導入された最新の運賃支払システムです。磁気式のMetroCard(メトロカード)に代わって、2024年までに全面的に切り替えが予定されています。

地下鉄の改札バスの乗車口に設置されたOMNYリーダーに、対応するスマホやクレジットカード等をかざすだけで、自動的に運賃が支払われ乗車できます。

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ニューヨークを旅行するなら絶対にマスターしておきたい必須ツールです。

OMNYの利用方法

OMNYを利用する方法は、主に3つがあります。ここでは、それぞれの使い方について詳しく解説していきます。

クレジットカードを利用する場合

改札機に設置されたOMNYリーダーにクレジットカード(またはデビットカード)をかざすだけで、運賃が自動的に引き落とされます。対応ブランドは、VISA、Mastercard、American Express、JCBなど。

具体的な利用手順

まず、タッチ決済が可能な、対応ブランドのクレジットカードを用意します。

タッチ決済が可能なカード
このマークがついているカードです。
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もちろん日本のクレカでも大丈夫。
家族など複数人で乗る場合は、1人1枚カードを用意しておくのがおすすめ。たとえば、お父さんのカードで同行者の子供が改札を通っても大丈夫です。

次に、改札やバス乗車口のOMNYリーダーを探しましょう。

地下鉄の場合、改札機の右側や中央部バスの場合は運転手さんのすぐ横に設置されています。OMNYロゴが表示されていることを確認してください。

そして、クレジットカードをOMNYリーダーに直接かざします。

OMNYの使い方

日本のSuicaと同様に、タッチする時間は1〜2秒程度で十分です。画面に「GO」という表示が出ればOK。

地下鉄ならバーを回して改札を通り、バスなら車内へ進みます。

以上がクレカでの利用手順となります。

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登録・事前購入・チャージなどは一切必要なく、とても簡単ですね!

モバイル決済を利用する場合

Apple Pay、Google Pay、Samsung Payなどのモバイル決済アプリを利用すれば、クレジットカードを取り出す必要もなく運賃を支払うことができます。

具体的な利用手順

事前に、スマホのモバイル決済アプリ(Apple Pay / Google Pay / Samsung Pay)に、利用するクレジットカードまたはデビットカードを登録しておきます。

さらに、iPhoneの場合、「設定」アプリ>「ウォレットとApple Pay」>「エクスプレスカード」から、OMNYで利用したいカードを設定しておきましょう。

OMNYエクスプレスカードの設定

この設定をしておくことで、顔認証や指紋認証が必要になることもなく、スマホをかざすだけでOMNYを利用できます。

また、Apple Watchの場合も同様に、「Watch」アプリ>「ウォレットとApple Pay」>「エクスプレスカード」の設定を忘れずに。

以上のように設定をすませておけば、あとはクレジットカードの際と同様に、スマホかスマートウォッチをOMNYリーダーにかざすだけ。

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財布を取り出す必要がなく、モタつかずに改札を通過できるのがとても便利です。

注意点

スマートフォンやスマートウォッチのバッテリーが切れると、モバイル決済が利用できなくなってしまう可能性があります。念のため、クレジットカードやモバイルバッテリーを持っておくのがおすすめ。

OMNYカードを利用する場合

OMNYカードは、クレジットカードやスマートフォンを持っていない人や、それらの利用に不安がある人向けのプリペイドカード(物理カード)です。上記2つの方法と異なり、事前に一定額をチャージしておくことが必要となります。

具体的な利用手順

OMNYカードは、ニューヨーク市内の一部の地下鉄駅、バスの窓口、小売店、公式ウェブサイトにて、1ドルで購入できます。

乗車前に、現金またはクレジットカードで運賃をチャージしておきます。チャージは自動販売機(公式マップはこちら)やオンラインで行うことができます。

改札やバスの乗車口では、他の支払い方法と同様に、OMNYリーダーにOMNYカードをかざします。

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OMNYカードは日本のSuicaと同じようなシステムです。しかし、取り扱い駅や自動販売機は多くなく、ニューヨーカーにはあまり使われていません。

OMNY利用可能エリア

ニューヨーク市内のすべての地下鉄駅やMTAバスにOMNYリーダーが設置されています。また、JFKエアトレインラガーディア空港からのバスにも対応しており、空港からの移動にも使えます。

  • ニューヨーク市内の地下鉄
  • ニューヨーク市内のMTAバス
  • JFKエアトレイン
  • ラガーディア空港から市内へのバス

ロングアイランド鉄道(LIRR/ニューヨーク東部からの通勤列車)メトロノース鉄道(ニューヨーク北部への通勤列車)は現在OMNY非対応ですが、導入される計画が進んでいます。

隣の州であるニュージャージーではOMNYは使えません。ニュージャージーには、ニューアーク国際空港や、アメリカンドリームモール、メットライフスタジアムなどがあり、ニューヨーク旅行と併せて訪れる方もいらっしゃるかと思います。ニュージャージー内、または、ニューヨークとニュージャージーをまたぐ移動の場合、別の運賃支払い方法を用意する必要があるのでご注意ください。

  • ロングアイランド鉄道
  • メトロノース鉄道
  • ニュージャージー

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OMNYの料金

ニューヨーク地下鉄MTAローカルバスの運賃は、一回につき2.90ドルです。エクスプレスバスは6.75ドル、エアトレインは8.25ドルとなっています。

また、OMNYには週間キャップがあり、1週間に12回乗車するとその週の13回目以降の乗車は無料=乗り放題になります。

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旅行者は1週間以内に多くの観光地を回ることが多いため、この制度は嬉しいですね。

週間キャップについて詳しく

  • 対象: ニューヨーク市の地下鉄とローカルバスが対象。エクスプレスバスや他の交通機関は対象外です。
  • 適用方法:13回目以降の無料化は自動的に適用されます。登録や手続きは不要です。
  • 注意点:同じ支払い方法(クレジットカードやモバイル決済など)で行われた乗車回数をカウントします。同じ週に複数のクレジットカードやモバイル決済を使用した場合、それぞれの方法で個別にカウントされ、キャップが適用されません。

まとめ

OMNYは、ニューヨークでの移動をより簡単にしてくれる、大変便利なシステムです。OMNYを活用して、スムーズな旅行を楽しんでください。

ニューヨーク地下鉄やバスの乗り方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
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NYの地下鉄は日本とは異なる点も多いので、ぜひ参考にしてみてください。

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