【在住者が解説】ニューヨーク地下鉄の乗り方と間違えやすいポイント

ニューヨークの地下鉄は、慣れれば便利な交通手段ですが、日本とは異なる点も。

この記事では、写真つきで以下を解説していきます。

  • 時間帯や曜日によって異なる路線図
  • 運賃とチケット、便利な支払方法
  • 乗り方、間違えやすいポイント

路線図

MTA(ニューヨーク州都市交通局)公式サイト > Maps最新の路線図がPDFで掲載されています。

mint
旅行前にダウンロードしておくと便利です。

路線図の見方で重要な点は、駅の色。

〇(白丸)の駅は快速・各停どちらも停車
●(黒丸)の駅は各停のみ(快速は通過)

また、週末や深夜は運航範囲や停車駅が大きく異なるので注意が必要です。

とてもわかりにくいので、路線図と睨めっこするよりもGoogle Mapで経路検索した方が良いです。

ニューヨーク地下鉄に乗る際はGoogle Mapが便利

時間帯や曜日に応じた経路案内が表示されます。

mint
遅延情報も出ます。

運賃と切符

乗車料金は一律$2.90(2024年3月12日時点)

大人と同伴の場合、44インチ(約112cm)以下の子供は3人まで無料です。

切符はなく、運賃はOMNYもしくはMetro Card(メトロカード)で支払います。

OMNYとは

近年導入された、タッチ決済による新しい運賃支払システム。

地下鉄の改札やバスの乗車口にある「OMNYリーダー」に、下記のいずれかをタッチすることで運賃を支払うことができます。

  • 対応クレジットカード
  • スマホやスマートウォッチなどのモバイル決済端末
  • OMNYカード

OMNYについては、下記の記事で使い方から注意点まで詳しく解説しています。

【画像解説】登録なしでOK!OMNYの使い方~NY地下鉄・バスの運賃システム

mint
登録・チャージ不要で簡単に運賃を支払えるOMNYがおすすめ!

メトロカードとは

券売機で買える磁気式のカード。近々廃止される予定。

ニューヨーク地下鉄の自動券売機
自動券売機。左はカードのみ、右は現金も使える。

メトロカードは券売機で事前にチャージし、改札のカードリーダーで読み取って通ります。

メトロカードの使い方

乗り方

改札~ホーム

“Entry”の表示がある改札を通ります。路線名が記号で表示されているので確認。

ニューヨーク地下鉄入り口

改札内に入ったら、乗りたい路線の記号方面が書いてある看板を探してホームに下ります。

例えば…

ホームに降りる前に行き先を確認
B, D, F, Mラインの、アップタウン・ブロンクス・クイーンズ方面行きのホーム
ホームに降りる前に行き先を確認
A, C, B, Dラインの、ダウンタウン方面・ブルックリン方面行きのホーム

路線を間違えることはあまりないと思いますが、方向は要注意。

Uptown:マンハッタンの北側
Downtown:マンハッタンの南側
例えば、 57 St – 7 Av 駅から49 St 駅に行く場合は、
マンハッタン内を南に向かって進み、電車の進路はブルックリン方面なので、”Downtown & Brooklyn”の表示があるホームへ。
また、Times Square – 42 St 駅から、Grand Central – 42 St 駅へ7ラインで行く場合は、電車の進行方向ははクイーンズ方面なので、”Queens”の表示があるホームへ。
mint
ここを抑えておけば、逆向きの電車に乗ってしまう事態は避けられます。

ホーム

日本とは異なり、電光掲示板がある駅は少なく、また、同じホームに色々な路線が発着するので乗り間違いに要注意。

左右のどちらのホームから乗るべきかわからない場合は、天井から吊り下がっている看板を確認します。

この看板もなかなか分かりにくいので、電車正面の路線記号(この場合は「B」)でダブルチェックしておきましょう。

ニューヨーク地下鉄のホーム

車両側面にも路線名、(始発駅←書いていないこともある)、終着駅の表示があります。

車両側面

mint
違う路線に乗ってしまわないよう、お気を付けください。

乗車

ニューヨーク地下鉄車内の様子

路線によりますが、日本のような電光掲示板やスクリーンは無いことの方が多いです。

アナウンスもわかりずらいので、気づいたら通り過ぎていたり…

また、走行中は電波が無い場合が多く、乗車中に「どこで降りるんだっけ?」と思ってもスマホで調べられないことも。

mint
乗車前に降車駅をよく確認し、走行中もホームの看板をときどき見て駅名を確認しましょう。

ホーム~改札

出口が複数ある駅も多いので、頭上の”Exit”看板をよく見て進みます。例えばこの駅では、こちらの出口だと

55th Street と 7th Avenue の交差点(エレベーターあり)
55th Street と 7th Avenue の交差点(エレベーターあり)

に出ますが、反対側は

57th Street と 7th Avenue の交差点(24時間稼働の駅員ブースあり)
57th Street と 7th Avenue の交差点(24時間稼働の駅員ブースあり)

となっています。

また、改札も

East Side(交差点の東側)改札
East Side(交差点の東側)
West Side(交差点の西側)改札
West Side(交差点の西側)

のように分かれていることがあります。

乗り換える場合は、改札を出ずに乗り換えホームに向かいます。

改札を出るときは、カードやスマホを通す必要はありません。

横に回すタイプの改札もあり。
横に回すタイプの出口改札もあり。

まとめ

以上、慣れれば簡単なのですが、最初は少しややこしく感じるかもしれないニューヨークの地下鉄の乗り方をまとめました。

もし不安な場合は、地下鉄ではなく観光客向けのHop on Hop off バスがおすすめです。

Hop on Hop off バスは、旅行者向けに観光スポットを巡るルートを運行しており、チケットの有効期間中は何度でも好きな場所でバスに乗り降りすることができます。「乗って・降りて・観光して」を繰り返すだけで効率的な観光が可能です。

mint
二階建てバスから景色を眺めたり、オーディオガイドで解説を聞いたり…移動時間もたっぷり観光が楽しめる。

日本語で予約・購入が可能な海外オプショナルツアー専門サイトのKKdayは、世界中の主要観光都市でツアーバスを運行する大手BIG BUS TOURSの取り扱いあり◎

ニューヨークの交通機関

【画像解説】ニューヨークのバスの路線・乗り方・治安
【画像解説】登録なしでOK!OMNYの使い方~NY地下鉄・バスの運賃システム
【徹底解説】ニューヨークJFK空港から市内へのアクセス
ベビーカーでニューヨーク地下鉄に乗る際に気を付けるべきこと
ニューヨーク⇔ニュージャージー間の移動方法まとめ

もっとニューヨークを楽しむために

ガイドブック

ニューヨークを観光するなら、るるぶ地球の歩き方など、ガイドブックを1冊は持っておくのがおすすめ。

特に美術館や博物館では、それぞれの作品の背景を知っているとより見学が楽しめます。

キャンペーン情報

現在、Amazon Kindle Unlimited『るるぶニューヨーク’24』の電子書籍が読み放題の対象となっています。

Amazon Kindle Unlimitedは月額980円ですが、はじめの30日間は無料で体験できます。

mint
つまり、無料体験を利用することでガイドブックが無料で読めちゃいます。
Amazon Kindle Unlimitedでは、ガイドブック以外にも、小説や雑誌など200万冊以上の電子書籍が読み放題。

スマートフォン or タブレット or PCがあればすぐに読書を開始できます。

ダウンロードしてオフラインで読むこともできるため、電車や飛行機内での暇つぶしにもぴったり。

  1. Amazon Kindle Unlimited 公式サイトにアクセス
  2. 「登録して30日間の無料体験を始める」をタップ
  3. 支払い方法を選んで登録

無料期間内に解約すれば料金はかかりません。

mint
私はガイドブックは電子書籍派です。無駄な荷物が増えず、旅行にぴったり。

アメリカでスマホを使うなら

アメリカで手軽にスマホを使いたい方には、JAPAN &GLOBALeSIMがおすすめ。

eSIMなので、面倒な受け取りや返却は一切不要

メールで送られてくるQRコードをスキャンするだけで簡単に設定することができます。

また、

  • データ通信量利用日数自由に決められる
  • 旅行中でもデータ量が足りなくなったら途中で補充できる

などフレキシブルな対応が可能。

eSIMフリーの対応スマホを持っていれば誰でも使えます。対応端末のチェックはこちら

家族など複数人で旅行をする場合や、パソコン・タブレット・スマホなど利用端末が多い場合は、Wi-Fiルーターレンタルの方が料金を安く抑えられることも。

アメリカ専門レンタルWiFiのグローバルモバイル は、通信量無制限・最大10台の同時接続が可能です。

チケット・現地ツアー予約に便利なサイト

コロナ禍以降、ニューヨークのチケット予約はオンラインが主流に。事前予約必須の観光スポットも多くなりました。

海外オプショナルツアー専門サイトKKday では

  • 観光スポットのチケット
  • 現地ツアー

日本語で簡単に検索・予約・クレジットカード購入できます。

mint
1つIDを作るだけでまとめて予約できるのも便利。

人気の観光スポットではチケットが売り切れてしまうことも多いので、早めの予約がおすすめです。

mint
予めチケットを購入しておくことで、長い列に並ぶ必要もなく、限られた時間を有効に使えるメリットも。



海外旅行保険

アメリカの医療費は非常に高額になることも。

たとえばニューヨークでは、1泊入院して100万円以上の請求がきた友人もいます。

急な病気や怪我などで治療が必要になったときのために、旅行保険への加入はマスト。

mint
私も旅行の際には必ず加入しています。
旅行保険が付帯しているクレジットカードを利用するのも◎

エポスカード 海外旅行傷害保険の補償内容が充実していておすすめです。