【徹底解説】ニューヨークJFK空港から市内へのアクセス

ニューヨークの空の玄関口、ジョン・エフ・ケネディ国際空港(JFK)から市内中心部への行き方は、様々な交通手段があります。本記事では、実際に空港と市内を何度も往復している筆者が、それぞれの方法の所要時間料金からデメリット・注意点まで、徹底的に解説します。

エアトレイン

エアトレインはJFK空港のターミナル間を結ぶ電車で、市内中心部に向かう場合にも利用できます年中無休24時間運行しています。

エアトレインの駅は各ターミナル直結となっており、空港の到着ロビーに着いたら「Air Train」の標識に従って歩くだけで簡単にアクセスできます。

エアトレインの路線図

JFKエアトレイン路線図
© Draqueeb, licensed under CC BY-SA 4.0

エアトレインのルートは

  • ターミナル循環
  • Jamaica 行き
  • Howard Beach 行き

3路線があります。

エアトレインの運賃

エアトレインは、ターミナルからの乗車・降車時には改札が無くチケット不要です(=ターミナル間移動は無料

Jamaica 駅や Howard Beach 駅で乗り降りする場合は、$8.50の運賃がかかります支払い方法は1回券、OMNY(おすすめ)、メトロカードが利用可能。

▶OMNYについて
【画像解説】登録なしでOK!OMNYの使い方~NY地下鉄・バスの運賃システム

▶メトロカードについて
【在住者が解説】ニューヨーク地下鉄の乗り方と間違えやすいポイント

エアトレイン+地下鉄

ここでは、エアトレインと地下鉄を利用して市内中心部にアクセスする方法について、詳しく解説していきます。

  1. 空港からJamaica駅またはHoward Beach駅までエアトレインに乗車します。所要時間は約10分、運賃は$8.50です。
  2. Jamaica駅またはHoward Beach駅で地下鉄に乗り換えます。所要時間は約30分~、運賃は$2.90です。
  • Jamaica駅:地下鉄E/J/Zライン
  • Howard Beach駅:地下鉄Aライン
ニューヨークの地下鉄

▶地下鉄の乗り方についてはこちら
【在住者が解説】ニューヨーク地下鉄の乗り方と間違えやすいポイント

エアトレインと地下鉄で、空港からマンハッタンまであわせて1時間~かかります。

合計料金:$11.40 ※OMNY利用時

エアトレイン+LIRR

こちらは、エアトレインロングアイランド鉄道 (LIRR) を利用する方法です。LIRRは、Grand Central駅(グランド・セントラル駅)やPenn Station(ペン・ステーション)といったマンハッタンの主要駅まで直通の鉄道です。

LIRRの路線図

LIRR路線図
Wikimedia Commons
  1. 空港からJamaica駅までエアトレインに乗車します。所要時間は約10分、運賃は$8.50です。
  2. Jamaica駅でLIRRに乗り換えます。Grand Central 駅やPenn Stationまでの所要時間は約20分、運賃は$5~7です。LIRRは時間帯によって料金が異なり、チケットは自動券売機またはオンラインで購入することが可能です。OMNYは使えません。
LIRR (Photo by Unsplash)
合計料金:$13.50~15.50
 
mint
速さと料金のコストパフォーマンスが良い方法で、おすすめです。

タクシー

到着ロビーを出て「Taxi」の表示に従って歩くと、すぐにタクシー乗り場にたどり着けます。

タクシー乗り場には案内係がいて、人数や荷物の数によってセダンミニバンに振り分けてくれます。

  • セダン:最大4人。スーツケース2〜3個目安
  • ミニバン:最大5人。スーツケース4〜5個目安
© joiseyshowaa, 2016. Licensed under CC BY-SA 2.0.

市内までの所要時間は通常1時間~1時間半ほどですが、渋滞の状況によっては2時間以上かかることも…

 
mint
空港⇔市内はよく渋滞が発生しています。Mapアプリなどで時間を確認してみてください。

JFK空港からマンハッタンまでのタクシー料金は定額制で約$70となっています。また、空港アクセス料金$1.75(行きのみ)、ラッシュアワー料金$5.00(平日16-20時のみ)、改善チャージ$1.00、ニューヨーク州内の移動チャージ$0.50、96ストリート以南を通る場合は$2.50~2.75の追加料金がかかります。

チップは別で、料金の15~20%が目安です。

合計料金:$85~95程度

荷物が多い場合や、夜遅くなどにおすすめです。

ライドシェア

近年、ニューヨークではライドシェアアプリ(UberやLyft)が一般的に利用されています。ドライバーは一般の方ですが、評価システムやサポート対応があり、安心して利用できる仕組みが整っています。

 
mint
日本でダウンロードしたアプリでも使えます。事前に情報を登録しておきましょう。

ライドシェアを利用する場合は、専用のピックアップポイントに移動する必要があります。到着ロビーを出たら、「Ride App Pick Up」「Ground Transportation」の標識に従って進みます。

所要時間はタクシーと同じく通常1時間~1時間半ほどで、交通状況によっては2時間以上かかることもあります。

料金は、車種や混雑状況などによって変動します。利用開始前にアプリで料金を確認できるので安心です。支払いもアプリで完了します。

 
mint
私が最近(2023年12月の平日夕方)Uber XLを利用した際は、ミッドタウンからJFKまで1時間40分で、合計$178かかりました(税、各種チャージ、チップ込)

乗合いシャトル(エアリンク)

エアリンク(GO Airlink NYC)は、空港と市内を結ぶシャトルバスです。乗り合い形式で、目的地が近い複数の乗客を乗せて運行します。事前予約推奨。

料金はマンハッタンまで片道$29~+税で、所要時間は交通状況や他の乗客の目的地などにより異なり、1~2時間ほど。

合計料金:$33.90~

比較・まとめ

ここまでの内容を表にまとめました。

交通手段所要時間料金
エアトレイン+地下鉄1時間~$11.40/人
エアトレイン+LIRR30分~$13.50~15.50/人
タクシー1~1.5時間$85~95程度
ライドシェア1~1.5時間変動制
乗り合いシャトル1~2時間$33.90~/人

速くて安いエアトレイン+LIRRが最もおすすめ。

荷物が多い方や、夜遅い移動の場合はタクシーかライドシェアがおすすめです。渋滞が頻繁におきるので、時間に余裕をもって移動しましょう。

 
mint
どの交通手段も24時間運行ですが、ニューヨークは日本に比べて治安が良くないので、夜遅く~早朝の電車移動はあまりおすすめしていません。

ニューヨークの交通機関

【在住者が解説】ニューヨーク地下鉄の乗り方と間違えやすいポイント
【画像解説】ニューヨークのバスの路線・乗り方・治安
【画像解説】登録なしでOK!OMNYの使い方~NY地下鉄・バスの運賃システム

もっとニューヨークを楽しむために

ガイドブック

ニューヨークを観光するなら、るるぶ地球の歩き方など、ガイドブックを1冊は持っておくのがおすすめ。特に美術館や博物館では、それぞれの作品の背景を知っているとより見学が楽しめます。キャンペーン情報現在、Amazon Kindle Unlimited『るるぶニューヨーク’24』の電子書籍が読み放題の対象となっています。Amazon Kindle Unlimitedは月額980円ですが、はじめの30日間は無料で体験できます。
mint
つまり、無料体験を利用することでガイドブックが無料で読めちゃいます。
Amazon Kindle Unlimitedでは、ガイドブック以外にも、小説や雑誌など200万冊以上の電子書籍が読み放題。
スマートフォン or タブレット or PCがあればすぐに読書を開始できます。ダウンロードしてオフラインで読むこともできるため、電車や飛行機内での暇つぶしにもぴったり。
  1. Amazon Kindle Unlimited 公式サイトにアクセス
  2. 「登録して30日間の無料体験を始める」をタップ
  3. 支払い方法を選んで登録
無料期間内に解約すれば料金はかかりません。
mint
私はガイドブックは電子書籍派です。無駄な荷物が増えず、旅行にぴったり。

アメリカでスマホを使うなら

アメリカで手軽にスマホを使いたい方には、JAPAN &GLOBALeSIMがおすすめ。

eSIMなので、面倒な受け取りや返却は一切不要

メールで送られてくるQRコードをスキャンするだけで簡単に設定することができます。

また、

  • データ通信量利用日数自由に決められる
  • 旅行中でもデータ量が足りなくなったら途中で補充できる

などフレキシブルな対応が可能。

eSIMフリーの対応スマホを持っていれば誰でも使えます。対応端末のチェックはこちら

家族など複数人で旅行をする場合や、パソコン・タブレット・スマホなど利用端末が多い場合は、Wi-Fiルーターレンタルの方が料金を安く抑えられることも。

アメリカ専門レンタルWiFiのグローバルモバイル は、通信量無制限・最大10台の同時接続が可能です。

チケット・現地ツアー予約に便利なサイト

コロナ禍以降、ニューヨークのチケット予約はオンラインが主流に。事前予約必須の観光スポットも多くなりました。

海外オプショナルツアー専門サイトKKday では

  • 観光スポットのチケット
  • 現地ツアー

日本語で簡単に検索・予約・クレジットカード購入できます。

mint
1つIDを作るだけでまとめて予約できるのも便利。

人気の観光スポットではチケットが売り切れてしまうことも多いので、早めの予約がおすすめです。

mint
予めチケットを購入しておくことで、長い列に並ぶ必要もなく、限られた時間を有効に使えるメリットも。



海外旅行保険

アメリカの医療費は非常に高額になることも。

たとえばニューヨークでは、1泊入院して100万円以上の請求がきた友人もいます。

急な病気や怪我などで治療が必要になったときのために、旅行保険への加入はマスト。

mint
私も旅行の際には必ず加入しています。
旅行保険が付帯しているクレジットカードを利用するのも◎

エポスカード 海外旅行傷害保険の補償内容が充実していておすすめです。