ヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum)は、膨大なコレクションを誇るロンドン市内の博物館で、V&Aの通称で親しまれています。この記事では、アクセスから必見作品まで詳しく解説していきます。
- 1 ヴィクトリア&アルバート博物館とは
- 2 アクセスと基本情報
- 3 チケットと入場料金
- 4 館内マップ
- 5 見どころ
- 5.1 Cybele by Rodin(0階・21番の部屋)
- 5.2 Evening coat by Elsa Schiaparelli and Jean Cocteau(0階・40番の部屋)
- 5.3 Betel nut container(0階・47a番の部屋)
- 5.4 Robe de chambre(-1階・5番の部屋)
- 5.5 Samson Slaying a Philistine by Giambologna(0階・50a番の部屋)
- 5.6 The Sanchi Tope(0階・46番の部屋)
- 5.7 Gyeol_Flow bench by FABRIKR(0階・47g版の部屋)
- 5.8 The Mazarin Chest(0階・45番の部屋)
- 5.9 The Ardabil Carpet(0階・42番の部屋)
- 5.10 Tippoo’s Tiger(0階・41番の部屋)
- 6 カフェ
- 7 ショップとお土産
- 8 所要時間
ヴィクトリア&アルバート博物館とは
ヴィクトリア&アルバート博物館は、1852年に設立されました。名前は、ヴィクトリア女王と夫のアルバート公の名前に由来しています。
V&Aは世界最大級の装飾博物館として知られており、コレクション点数は240万点以上に及びます。ファッション、ジュエリー、陶器、ガラス工芸、金属工芸、写真、彫刻、デザインなど、多岐にわたるコレクションが展示されています。
ヴィクトリア時代に建設された豪華な建築は歴史的価値も高く、建物自体の見学も楽しめます。
アクセスと基本情報
V&Aへのアクセス
V&Aはロンドン中心部のサウス・ケンジントンに位置しており、公共交通機関で簡単にアクセス可能です。
地下鉄はピカデリー・ライン、サークル・ライン、ディストリクト・ラインのサウス・ケンジントン駅(South Kensington)から徒歩約5分。
バスは14, 74,360, 414, 430, C1などが通っています。
入口
正面入口はクロムウェル・ロード(Cromwell Road)に面しています。西側のエキシビション・ロード(Exhibition Road)にも入口があります。
入口にはスロープがあり、バリアフリーです。正面入口を入ると、吹き抜けのロビーがあります。

また、サウス・ケンジントン駅構内から直結の通路もあり、地下1階に通じています。こちらは階段のみ。
開館時間
- 月・火・水・木・土・日曜日:10:00〜17:45
- 金曜日:10:00〜22:00
- 閉館日:12月24~26日
閉館30分前頃から徐々に展示室やショップが閉まっていくので、閉館直前の訪問はあまりおすすめしません。
チケットと入場料金
常設展は全て無料となっています。時間予約やチケットも不要で、行ってすぐに入ることができます。
特別展やイベントは有料で、事前予約がおすすめです。公式サイトのトップページに“What’s on across the V&A”という項目があるので、興味のある展示があればクリック→“Book now”から予約できます。
館内マップ
V&Aは-1階から4階までの6フロアがあり広いので、館内マップがあると回りやすいです。
デジタルマップは、スマホ等で公式サイトのVisit V&A South Kensington>Plan your visitページにアクセスし、” Digital Map” をクリックすると無料で見ることができます。
紙のマップは館内のインフォメーションボードにも置かれており、推奨されている1ポンドの硬貨を募金箱に入れて、自分で取っていくスタイルです。

見どころ
V&Aは、ファッションやデザイン、彫刻などの展示が多くあることで有名です。
なかでも有名・必見作品は、公式サイトのV&A trailsにてまとめられており、時間が限られた観光の際には非常に参考になります。
Collection highlithts の作品一覧、展示位置、内容を以下に簡単にまとめたので、参考にしてみてください。
Cybele by Rodin(0階・21番の部屋)
Statue, Cybele, by Auguste Rodin, bronze, French, ca. 1904-5…
「キュベレー」は、近代彫刻の父とも呼ばれるロダンの作品。損傷した古典彫刻や、未完のミケランジェロの作品からインスピレーションをうけて作成された。
Evening coat by Elsa Schiaparelli and Jean Cocteau(0階・40番の部屋)
Elsa Schiaparelli was famed for her attractive and wittily d…
このイブニングコートは、パリのデザイナー、エルザ・スキャパレリの代表作。デザインは芸術家・映画監督のジャン・コクトー。コートの背面の模様は、キスを交わそうとする2つの横顔にも、花瓶にも見える。
Betel nut container(0階・47a番の部屋)
Burmese royal kun-it (betel box) on a stand in the sh…
この「ビンロウの実の容器」は、イギリス=ビルマ戦争の戦利品(ビルマは現在のミャンマー)。のちにミャンマーに返還されたが、ミャンマーからイギリスに友好の証として再び贈られた。
Robe de chambre(-1階・5番の部屋)
A man's night gown, 1720-50, Dutch or British; of Chinese bl…
17世紀のヨーロッパで着用されていた、男性用のカジュアルなガウン。
Samson Slaying a Philistine by Giambologna(0階・50a番の部屋)
Figure group, marble, Samson Slaying a Philistine, by Giovan…
イタリアの彫刻家ジャンボローニャの作品「サムソンとペリシテ人」。旧約聖書の一場面、サムソンがロバの顎の骨でペリシテ人を討ち取る瞬間を表している。
The Sanchi Tope(0階・46番の部屋)
Oil Painting, 'The Sanchi Tope', oil on canvas, India, 1870-…
当時イギリスの植民地だったインドのサンチー・ストゥーパの東門を、インド人労働者が石膏で型取りする様子が描かれた絵画。
Gyeol_Flow bench by FABRIKR(0階・47g版の部屋)
Small bench made of a piece of wood, discarded scraps of jea…
韓国のデザイン会社FABRIKRによる作品で、木の板にジーンズの端切れを圧縮・成型して作られたベンチ。サステナビリティの好例として評価されている。
The Mazarin Chest(0階・45番の部屋)
Chest, wood covered in black, gold and silver lacquer, inlai…
京都の職人によりヨーロッパ向けに作られた、漆塗りのマゼラン・チェスト。
The Ardabil Carpet(0階・42番の部屋)
Medallion carpet known as the 'Ardabil Carpet', wool pile on…
1539–40年にイランで織られた、年代が判明しているもので世界最古のカーペットのひとつ、「アルダービル・カーペット」。
Tippoo’s Tiger(0階・41番の部屋)
"Tippoo's Tiger", painted wooden semi-automaton consisting o…
「ティプーの虎」は、ハンドルをまわすとトラに襲われた人の悲鳴のような音が鳴るオルゴール。南インドのティプー・スルターンが所有していた。
カフェ
Main Café(0階)
コーヒーや紅茶、パン、ケーキなどが提供されている、セルフサービス形式のカフェ。豪華な内装が特徴的。

Garden Café(0階)
吹き抜けの中庭にある軽食カフェ。冬季の営業は週末のみ。
Patisserie(0階)
エキシビション・ロードからの入口近くにある、デザートカフェ。
ショップとお土産
メインのミュージアムショップは、入口を入ってすぐのホールにあります。
大人気、千鳥格子柄のエコバックがマストバイ。赤文字と白文字があります。
所要時間
上記のハイライト作品をサッと回るのみであれば、1時間半ほどで見学が可能です。
標準的な見学であれば3~4時間かかります。
全てのフロアをじっくり見学する場合、半日は見込んでおくと良いと思います。